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投稿番号:39851 投稿日:1999年09月26日 20時44分07秒  パスワード
お名前:まこちゃんのパパ
 

コールドジョイントってなに

キーワード:天災は忘れたころにやってくる

コメントの種類:質問


建築土木の先駆者さま 教えて 台風18号で決壊した
宇部空港の防波堤はコールドジョイントではないでしょうか
9/26の朝日新聞の朝刊の写真では スパッとカットしています
破損というにはひどすぎる 外れた状態です
背筋もスパッとカットしているし
破れたとはいいにくいのではないかな


ピットさんからのコメント(1999年09月26日 21時20分54秒)
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 こんにちは
 コールドジョイントとはコンクリートを打設した際、連続して柔らかいコンクリートを
型枠に入れなければならないところを、何らかの理由で時間があいてしまい、先に入れた
コンクリートが固まり、後に入れたコンクリートと継ぎ目が出来てしまう状態を指します。
 コンクリートの打ち継場所は注意深く選定されますが、本来あるべきでないところに亀
裂ができ、そこから、堤防などであれば海水が進入し中の鉄筋をさびさせます。
 鉄筋コンクリートはその性質上、鉄筋で引張力、コンクリートで圧縮力に対抗しますが、
コールドジョイントが進行した状態はその両方が力を支えきれない状態であり、強い力で
破壊されてしまいます。

 以上の説明でご理解いただけたでしょうか?。

佳ちんのパパさんからのコメント(2000年02月28日 16時34分15秒)
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まこちゃんのパパへ
コールドジョイントを簡単に説明すると
「連続して多量のコンクリートを打ちこむときや急結剤を用いたコンクリートを打ち込むときなどに、打ち込みを遅延させたりすると、先に打ち込んだコンクリートとの間に肌離れを生ずる現象」
となります。こればコンクリートで1枚の壁を作るときに、コンクリートを流し込み初めて途中で中断し、また流し込むような作業をしたときに起こる現象です。最初に流し込んだコンクリートが固まり始めたところに次のコンクリートが流れ込み、この接触面にもろい箇所が出来るのです。
この辺のことは、コンクリートを取り扱う商売の人には常識ですし、その方面の基準書にこのようなことが起こらないように細かく支持してあるのですが、実際は守られなかったと言うことです。
さて壊れた防波堤のことですが、防波堤は「ケーソン」と言われるコンクリートの箱で作られている場合多いのですが。宇部空港の場合もたぶんこの工法で作ってあると思われます。このコンクリートの箱はだいたい20mくらいの長さがあり、隣の箱とはつながっていません。従って、ケーソンが安定しなくて壊れるときはこの20mの固まりがそっくり傾いたりする場合がほとんどです。ケーソンは基準に定められた波や水圧、地震に耐えられるように設計されます。宇部空港の防波堤が壊れた原因としては、この基準以上の力が加わったか、ケーソンの基礎部分が長年の波の力で脆くなっていたのではないでしょうか。つまり貴兄の言われる「外れた状態」とは全くそのままの表現です。実際に外れているのです。コールドジョイントとは関係ないと思われます。
設計ミスだとは言いたくないですね。

佳ちんのパパさんからのコメント(2000年02月28日 16時42分34秒)
 

本人によりコメントは削除されました。 2000年02月28日 16時44分34秒



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