キーワード:無線 受信機 レシーバー アイコム コメントの種類 :使用レポート
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昨年の今ごろはY2K問題で世間が揺れていましたが、
ご多分に漏れず私も昨年は7月から対策を進めていました。
ただしY2K限定ではなく大規模災害全般を考えて、
荷物持ち出しを前提としたコンパクトな機材を、
比較検討しながら調達していました。
無線関連など電子機器だけで10万円以上(笑)出したのですが、
最も役立っているのが小型レシーバー。
電話回線が混乱したら非常呼集網も役立たずになると想定して、
防災無線を傍受して状況把握しようとしたわけです。
私が店で選んだアイコムIC−R2は市販最小のワイドバンドレシーバー。
日本で使われているラジオや各種無線通信のほとんどを受信できるのに、
大きさは本体のみだとパソコンのマウス並み、
ロッドアンテナは太さ1cm・長さ20cmほど。
しかし最も重要なのは単3電池2本で動作すること!
コンパクト化は機材そのものに加えて補給面でも必要なこと。
加えて他の機材(懐中電灯やGPS受信機など)と電池を共通にすれば、
規格統一でより補給をやりやすくなります。
して実際の使用結果はというと…。
【12月31日〜1月1日】
電話連絡網が回ってくる20分以上前に、
各種無線の傍受で概ね問題ないことが分かって実験成功。
携帯電話の輻輳などで電話回線が混乱していたことを考え合わせると、
やはり受信のみでも無線機を持つのは正解でした。
その後各地で発生した災害においても、
電話回線がつながりにくいことがしばしばあります。
最近では鳥取県西部地震で電話回線の混乱が生じました。
一刻を争う事態であればこそ迅速な情報伝達が必要なのですが、
電話のみではいささか頼りないのが現状です。
これは私見ですが自治体および公共サービス関連の企業においては、
職員全員にこの種の無線機を持たせるべきだと思います。
ちなみに受信機のみだとアマチュア無線の資格は不要です。(笑)
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